どもどもしんちゃんです。
PC(パソコン)は製品ラインナップが豊富なうえ、様々なスペックや機能がありどの機種やスペックが自分んに合っているか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
さらに、価格も4万円台~何十万と消耗品のように手軽に購入できるものでもないため、失敗したくないという方もほとんどだと思います。
と言うことで今回は、失敗したくないあなたの為に、PCの基礎知識と失敗しない選び方について解説していこうと思います。
パソコンの種類
パソコンの形状
パソコンの形状は大きく分けて【タワー型】【スリム型】【モニター一体型】【ノート型】の4種類があります。
この4種類には形状や内外部の構造に違いがあります。
ちなみに、上記で上げた形状には主流というものは存在せず、それぞれ用途に合わせて選ぶ傾向があります。
タワー型
DELL.comより
タワー型は筐体が大きく拡張性に優れているのが特徴です。
大きいので置き場所に困ることがありますが、その反面、HDDやグラフィックボードの拡張性に優れています。
主に、グラフィックボードが必要不可欠なゲーム、動画編集、画像編集と言った映像系に特化したPCに多く見らる形状です。
スリム型
DELL.comより
タワー型に比べ、筐体も小さく、幅も薄いため比較的置き場所を選ぶ必要が無いのが特徴です。
その反面、タワー型に比べ拡張性が乏しく、性能面ではタワー型に劣る製品が多いです。
その為、一般家庭用やワードやエクセルなどを使用する事務用途として選ばれることが多い形状です。
モニター一体型
DELL.comより
パソコンとモニターが一体化しているので、別途でモニターを購入する必要が無いのが特徴です。
その反面、スリム型と同様で、拡張性が乏しいため、比較的性能を必要としない一般家庭用やワードやエクセルなどを使用する事務用途として選ばれることが多い形状です。
中には地デジチューナーを内蔵しているモデルもあるためパソコン兼テレビとして購入する方もいます。
ノート型
DELL.comより
パソコンとモニター、バッテリーが一体化しており、筐体も非常に薄く、用途に合わせて持ち運ぶことができるのが特徴です。
一昔前までは、性能が乏しく、比較的性能を必要としない一般家庭用やワードやエクセルなどを使用する事務用途として選ばれることが多くありました。
ですが、現在では技術の進歩によりゲームや動画編集など映像系に特化した製品も数多く販売されています。
その他の形状
小型/ミニPC
DELL.comより
筐体が極めて小さく、ほとんど置き場所に困ることが無いのが特徴です。
その反面、全くと言っていい程拡張性はなく、比較的性能を必要としない一般家庭用やワードやエクセルなどを使用する事務用途として選ばれることが多い形状です。
2in1ノート
DELL.comより
形状はノートPCとほぼ同じですが、モニターを最大360°回転させることができるのが特徴です。
性能はノート型とほぼ変わりはなく、比較的性能を必要としない一般家庭用やワードやエクセルなどを使用する事務用途として選ばれることが多い形状です。
中にはタッチパネルを採用している製品もあり、タブレット感覚で使用することもできます。
パソコンのスペック
パソコン選びでは【CPU】【メモリ容量】【ストレージ容量】【その他の機能】など、用途に合わせてスペックを決めるのが重要です。
と言っても専門用語が含まれるものも多いため初心者の方にはわからないことだらけだと思います。
なのでここでは【これだけわかっていれば大丈夫!】と私が判断したものだけを抜き出して解説していこうと思います。
OS
Microsoft.comより
OSとはコンピューターをパソコンとして機能させるためのソフトウェアです。
主に、WindowsやMacOS、Linuxなどが挙げられます。
ちなみに現在主流となっているのはWindows10です。
Windowsは操作の仕方も非常にわかりやすく、セキュリティー面でも優れているため人気があります。
Windowsには【Home】【Pro】2種類のエディションが設定されていますが、比較的安価な【Home】がおすすめです。
現在、最新のWindows11がリリースされていますが、対応機種が限られているため、無難にWindows10を選ぶといいでしょう。
【Pro】と【Home】の違いについては以下のブログで説明されていますので是非参考にしてみてください。
CPU(プロセッサ)
CPU、別名プロセッサと呼ばれる主に演算処理を行う部分を指します。
人間で言うところの【脳】と理解してもらえるとわかりやすいかと思います。
Intel製品では【Core i】シリーズ、AMD製品では【Ryzen】シリーズが該当します。
このCPUには性能の低い物から高い物まであり、性能が高くなるほどPCの値段も高くなる傾向があります。
Intel製品では、【Celeron】→【Pentium】→【Core i3】→【Core i5】→【Core i7】
AMD製品では、【Athlon】→【Ryzen 3】→【Ryzen 5】→【Ryzen 7】
の順で性能が高くなっていきます。
ちなみに、さらに性能の高い、【Core i9】や【Ryzen 9】と言うものも存在します。
CPU(低電力用)
主に、ノートPCやモニター一体型のPCなど、低電力で動作しているPCに使用されているCPUを指します。
例えば、最近のIntel製品では【Core i5 11300H】、AMD製品では【Ryzen 7 5800H】が該当します。
デスクトップ用のCPUに比べ、比較的性能が劣る特徴があるので、用途に応じてデスクトップCPUのワンランク上のCPUを選ぶと快適に使用できます。
基本的な見分け方は、末尾についている【H】や【T】などのアルファベットで判断することができます。
但し、全てのアルファベットが低電力を表しているわけではなく、例えば【F】の場合は「CPUにグラフィック機能が搭載されていない」という意味合いのものも存在します。
他のアルファベットの意味合いに関しては下に関連記事を載せておきますので是非参考にしてみてください。
メモリ
メモリはパソコンを効率的に動作させるためのパーツです。
【RAM】と表記されている物や、単位が【GB】で表記されている物が該当します。
但し、HDDなどのストーレージも同じ単位で表記されているので注意しましょう。
メモリは容量が多い程パソコンの効率が上がり、容量が多くなるほどパソコンの金額も高くなる傾向があります。
メモリはよく【机】として例えられています。
狭い机で作業するよりも広い机で作業する方が効率的という考え方ですね。
ストレージ
ストレージとはデータを保存する記憶媒体を指します。
単位が【GB】や【TB】で表記されている物で、主に【HDD】【SSD】と呼ばれるものが該当します。
【TB】は【GB】の上位単位で、例えば【1TB】=【1000GB】となります。
現在は【SSD】が主流となっており、【HDD】に比べ書き込み速度や読み込み速度が速いのが特徴です。
このSSDにOSを保存することでパソコンの起動速度やOSのアップデート時のインストール速度が速くなります。
その他にもSSDに保存したアプリケーションの起動速度やゲームのLoading(読み込み)速度が向上するのも特徴の一つです。
但し、SSDはHDDに比べ、値段が高いという特徴もあるため、販売されているパソコンの中にはにSSDとHDDを組み合わせて販売されている物もあります。
これは、OSを保存する高価なSSDの容量を低めに設定し、比較的安価なHDDの容量を高めに設定して、HDDを保存専用のストレージとして使用するといった意図があります。
グラフィックボード
グラフィックボードはモニターに映像を出力するためのパーツです。
また映像を出力するだけではなく、ゲームや動画編集と言った映像処理能力が必要とされる場面で能力を発揮します。
但し、グラフィックボードなら何でもいいというわけではなく、性能の低い物から高い物まであるので、ゲームや動画編集と言った用途で使用する場合は性能の高いグラフィックボードが要求されます。
また、グラフィックボードの性能が高くなるほど値段も高くなる傾向があるので、基本的にグラフィックボードが搭載されているPCの価格は高くなります。
ちなみに、多くのパソコンはCPUにグラフィックが内蔵されていることがほとんどなので用途によっては必要としない場合もあります。
例えば、ネット検索や動画視聴が主な一般用途や、計算処理が主な事務用途では、CPU内臓のグラフィックでも十分快適に使用することができます。
ゲーミングや動画編集向きのグラフィックボード
NVIDIA製の【RTX3000シリーズ】が向いています。
このシリーズは
【RTX 3060】【RTX 3060Ti】【RTX 3070】【RTX 3070Ti】【RTX 3080ti】【RTX 3090】
計6種類あり、右に行く毎に性能が高くなります。
もしグラフィックボードで失敗したくないと思われている方は、この【RTX3000シリーズ】を選択することで、より快適に作業することができます。
但し、設計CADなどには適していないので、CADで使用したい場合は、NVIDIA製の【QuadroRTXシリーズ】を選択するようにしてください。